2010年02月08日

Jean Marie Farina/Extra Vieille - ROGER&GALLET

シンプルな良さのある香りを一つ。

Jean Marie Farina/Extra Vieille広告


パリの老舗、ロジェガレのジャン・マリー・ファリーナ・エクストラ・ヴィエイユ。

古いです。ミューレンズの4711より古い。
面白い話が残されている。

Jean Marie Farina、古い広告


1694年にGiovanni Paolo de Feminisが、命を助けたイタリアの修道士からお礼にと香りのレシピを渡された。Feminisが甥のJean-Marie Farinaにレシピを与えた。それで香りの名前がJean Marie Farinaに。
Jean-Marie Farinaはパリにお店を持っており、そこで販売を始めた。

似た様な話が、4711にも残っている。
1792年に、William Muellensがカルトゥジオ修道会の修道士から、結婚のお祝いにもらったコロンが4711だとか。
一説では、4711とJean Marina Farinaは同じ修道士からもらったのでは?とも言われている。

が、どちらも伝説かもしれない。

実際の話は:

イタリア人、Giovanni Maria Farina(1685-1766)がケルンにJohann Maria Farina gegenüber dem Jülichs-Platzと言う会社を設立、1709年にEau de Cologne(訳:ケルンの水)と言う香水を生産、販売。大ヒットとなる。
(香水工場は、世界で最も古い香水工場として現存。会社も現存。現在8代目が引き継いでいる)

1708年にGiovanniは兄弟のJean Baptisteに手紙で「私はイタリアの春の朝を、山の水仙を、雨上がりのオレンジの花を思わせるフレグランスを作った。」と書いている。

1806年にGiovanni Maria Farinaのgrand-grand-nephew(日本語で何て言うのだ?曾曾甥?)であるJean Marie Joseph Farinaがパリに香水会社を設立。後にRoger&Galletに売られ、現在に至っていると言うところか。

ケルンでは、"Eau de Cologne"として、Johann Maria Farina gegenüber dem Jülichs-Platz GmbHが今でも売っており、Roger&Galletが、"Jean Marie Farina Extra Vieille"として売っている。(ノートが少し違う。)

ところで、名前だが、
Giovanni Maria Farina (イタリア語)
Johann Maria Farina (ドイツ語)
Jean Marie Farina (フランス語)
John Mary Farina (英語)
と各国語で使われているだけで、どれも同じ名前。
(代々名前が子孫に受け継がれる事も多い。)

あ〜、ややこしい。むかっ(怒り)

真っ先に柑橘類が香り、
徐々にハーブっぽさや、カーネーションのスパイシーさ、
ローズが顔を出す。

が、シトラスっぽさが結構長続きする。
もちろんEDCなので、持続性が特に優れている訳でもないのだが、
ポーチュガル辺りに比べると、持続性は俄然優秀。

それにシンプルなのだけれど、それ程シンプルにもあらず。
よくブレンドされた香りで、それぞれの香りが相性抜群で、
上手くまとまっていると思う。

ロジェガレによると、イメージは地中海沿いの庭だそうな。
(イメージぴったしだよね。)

余程、よ・ほ・どの人でない限り、
この香りを拒否する人はいないだろうなぁ。

これだけ長く続いている香りには、
それなりの訳があるわけで。
単純に良い。

出番はもっぱら夏なのだが、
長めのお風呂の後もすっきりしていい。
200ml入りもあるので、バシャバシャと。

名前は公式では、「Jean Marie Farina」となっている。
Extra Vieilleは特に古いとか、特に熟成されたと言う意味合いなので、この場合は名前ではないかと。

日本では正規の販売ルートが無くなった様で、
並行輸入品が2軒程で売られている。
ヨーロッパなら、デパートへ行けば売っています。

Jean Marie Farina/Extra Vieille - ROGER&GALLET


100ml EDC

ユニセックス用

香調: シトラス・アロマティック

TOP NOTES: ベルガモット、レモン、マンダリン、オレンジ、プチグレン、ローズマリー

MIDDLE NOTES: カーネーション、ネロリ

BASE NOTES: ローズ

ブランド: ROGER&GALLET (Sanofi) France

調香師: Jean Marie Farina

発売年: 1772(?)、1806、1875(Extra vieille)、1920(再販)、1970(再販)



posted by けりりん at 21:43| 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ROGER&GALLET | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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